長門屋本店 x LAND 鈴木 文土
商品のロゴマーク、パッケージデザイン
事業内容
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商品名
且座
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依頼内容
商品のロゴマーク、パッケージデザイン
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制作期間
約6ヵ月
CLIENT
事業者 株式会社 長門屋本店 代表取締役副社長 鈴木 静
今回デザインを依頼した「且座」という商品は30年以上前から販売している商品です。
コロナ禍により、お茶席でも商品を裸ではなく個装パッケージのままお出しする事が増え、「個装でも素敵に見える」「開けて食べる所作も含めて楽しんでいただける」そんな和菓子を提供できたら良いなと思いデザインを依頼しました。
「且座」は前のデザインを長く使用してきたこともあり、「この商品はこんなイメージだ」というような思い込みや、デザイン変更への不安もありました。そんな中でもデザイナーの鈴木さんは親身に話を聞いてくださり、文字や言葉で伝えたイメージを形にして多くの提案をしてくださいました。「且座」を長年好きでいてくださるお客様にも受け入れてもらえるよう伝統を大事にしつつ、新しいお客様にもスムーズに手にとってもらえるような斬新なパッケージを作っていただき、とても感謝しています。長年販売してきた「且座」という商品に、また光を当てていただいたように感じています。デザインを通して私達も改めてこの商品の良さに気づくことができました。
クリエイターズバンクへの応募を検討されている事業者の皆様に伝えたいことは、「商品を大事にしている事業者の方こそ、パッケージの力を信じてみてほしい」ということです。どれだけいい商品でも手にとって貰えなければその魅力を伝えることもできません。昨今のSNSの普及で商品のビジュアルが大事になってきている今だからこそ、大切な商品の魅力を伝えるためにも、洋服を着替えさせるような感覚でパッケージを考えてみてはいかがでしょうか。
▶webサイト:長門屋本店
CREATOR
クリエイター LAND 鈴木文土(宮城県仙台市)
嘉永元年創業 会津長門屋のレギュラー商品である「麩の焼き 且座」。
そのパッケージのリニューアルから始まった本プロジェクトは、打ち合わせを重ねていくうちに商品そのものの売り方や考え方を改めるところから一緒に考えていくこととなりました。最終的には「且座」のシリーズ商品として新たに「好日」という商品が産まれ、シリーズとしての見え方を考慮したデザイン制作となりました。
且座・好日ともに、商品名ロゴの開発から掛け紙のデザイン、個包装のデザインや全体の見え方などトータルでご提案させていただきました。
茶道の場に寄り添う優しくも厳かなデザイン、そして店頭に並んだ際の他の商品との親和性も考慮したデザインをめざしました。