齋栄織物株式会社 x レストーリエ 富永周平
ブランドイメージとしての箱を新たに
事業内容
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商品名
SAIEI SILKの小物用貼り箱パッケージデザイン
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依頼内容
絹織物素材が引き立ち高級感がつたわるような箱
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制作期間
2ヵ月
CLIENT
事業者 齋栄織物株式会社(伊達郡)
齋栄織物は、川俣シルクの絹織物製造販売、自社ブランドSAIEI SILKシルク服飾アクセサリー企画販売をしています。
今回クリエイターズバンクに申し込みをしましたのは、現在使用しているポケットチーフを入れているパッケージについて課題があったからです。海外へ輸出することも少なくなくプラスチックのパッケージは今後難しいのではというバイヤーさんのお声や、発送する際の送りづらさなどが課題でした。
プラスチックの窓を使わずに、外から商品が見えるパッケージ、かつ発送や展示もしやすいパッケージを社内で検討していたタイミングでもありました。
クリエイターの富永さんにいくつかご提案をいただき、一緒に検討を重ねましたが、今回はポケットチーフに限定せずに小物全般を入れることができ、ブランドイメージとしても使用できる貼り箱を作ることにしました。
齋栄織物のブランドイメージカラーでもあるグレーをベースに、繊細な絹糸のグラデーションの中に妖精の羽(フェアリーフェザー)の色糸を数本アクセントにしたデザインの貼り箱が完成しました。
10年以上前に当社のブランディングで作成していた資料を一から確認する作業をクリエイターの富永さんと実施し、当社についてしっかりと考えてくださったうえでのデザインでしたので、とても感謝しています。
▶webサイト:齋栄織物株式会社
CREATOR
クリエイター 株式会社レストーリエ 富永周平(神奈川県川崎市)
齋栄織物さんの製品とブランドのイメージにこだわりがあるということでしたので、 一度工場に訪問してしっかりしたヒアリングと実際の製品、製造のラインの見学をさせていただきながら、パッケージデザインを提案させていただきました。 最初は「妖精の羽ポケットチーフ」を入れるパッケージデザインの要望でしたが、その後、ポケットチーフだけでなく、ストールやシュシュ・スカーフなどの小さな製品も全て入れることのできるパッケージにしてほしいという変更があり、パッケージの形状やサイズの修正をいたしました。 パッケージのイメージは工場の見学をした時に見させていただいた「細い絹糸」からきています。 「齋栄織物のシルク製品は全て、この細い絹糸の集合体で製品になっている」というストーリーから発想して、製品の高級感を演出できるようにダークグレーをバックに白や青・赤・黄色の細線が描かれている繊細でシックなグラフィックに仕上げています。