FUKUSHIMA
CREATORS BANK

CLIENT
事業者：黒潮海苔店　代表取締役　小迫 三晴

黒潮海苔店は1940年代から海苔に関わってまいりました。養殖から販売まで行う海苔専門問屋として創業した弊社は、1966年に海苔製造販売業専門となり創業から約60年が経ちます。「海苔本来の味わいを伝えたい」という想いで焼きたての風味を大切にしながら製造・販売してまいりました。今回パッケージを制作した「相馬あられ」は先代の頃から販売している商品で、地域に根ざした食材を使用し、地域の皆様に愛されてきた人気商品です。パッケージが長年変わっていなかったため、ふくしまクリエイターズバンクにパッケージ制作を依頼しました。

相馬といえば相馬野馬追が有名なので、お土産としても手にとってもらいやすいよう馬のデザインは入れたいと考えておりました。また、これまでのパッケージはシールを３枚も貼っていましたが、作業の効率化のためにもパッケージそのものにプリントするという想定でデザインを相談いたしました。制作期間も限られているため、デザイン修正等の回数をあらかじめデザイナーの斎藤さんと決めていたことでスムーズに制作を進めることが出来たと思います。

斎藤さんは商品に対して先入観なくデザインをしてくださり、かつこちらの希望を汲み取りながらパッケージを制作してくださいました。シリーズ展開している商品だと伝わる統一感もありつつ、お客様の購買意欲が湧くようなパッケージになったと感じております。また、課題であったシール貼りの作業工程の多さも簡素化され、社内の作業効率化にも繋がりました。実際にお客様から「パッケージ変わったね！」といった声も頂き、売上も増えているので大変嬉しく思っております。

クリエイターズバンクの応募を検討されている事業者の方は、パッケージと合わせて、商品ブランディングの相談をしてみるのも良いと思います。事業募集時期と商品開発時期の兼ね合いがあるとは思いますが、タイミングが合えば是非活用してみてください。

▶webサイト：https://kuroshionoriten.jp/

CREATOR
クリエイター　デザインクリップ　斎藤志登美（会津若松市）

相馬を代表する銘菓として、高級感のなかにも親しみ易さを感じとっていただけるようなコンセプトでデザインいたしました。
相馬のお土産と言う事を一目で判っていただける様、野馬追いのシルエットをシンプルにデザインしたものを上センターに置きました。又、商品ロゴは仰々しくなく柔らかさを持たせ且つ野馬追いの躍動を意識した筆タッチ文字に。中の商品が映えるよう下部は黒使いで引き締めました。裏面は読んで楽しんでいただけるよう歴史やお店の情報を少し盛り込み、イラスト部分は透明にする等、拘り感を感じてもらえる様なデザインにいたしました。